雲の切れ間から暖かい太陽が照りつく中、行われた一戦。対する相手は、関東リーグ王者である早稲田大学に逆転勝利を収めた、関東第6代表の順天堂大学です。手強い相手ではありますが、昨年のリベンジである決勝の舞台へと駒を進めるためにも、チーム一丸となって臨みました。

前半は終始法大ペースで試合が進みます。18.松澤の長身を生かしたポストプレーやコーナーキックからチャンスを作りますが、なかなか得点には至りません。最初の決定機は前半27分、自陣右サイドから8.紺野がセンタリングを上げ、18.松澤がヘディングで落としたボールに13.末木がシュートを放つも、相手ゴールキーパーの好セーブに阻まれます。前半終了間際にはゴール前の混戦から17.高木がボレーシュートを放ちますが、枠を捉えることができず、前半を0-0で折り返します。

後半に入ってもなお、法大ペースで試合が展開されますが、なかなか決定機を作ることが出来ません。後半18分、18.松澤に変わり20.上田がピッチに投入されます。すると同22分、変わって入った20.上田が魅せます。右サイドから相手ディフェンダーに囲まれながらもペナルティエリア内に侵入してファールを受け、PKを得ます。そのPKを20.上田が自ら決め、先制します。しかし同33分、自陣右サイドからのセンタリングをゴール前で合わされ、失点を喫します。試合終盤には相手のセットプレーが続きますが、法大ディフェンス陣の奮闘もあり、連続失点を許しません。そして、試合は90分では決着がつかず、15分ハーフの延長戦に突入します。

延長前半9分、前線での守備からショートカウンターを仕掛け、8.紺野が放ったミドルシュートはゴールへと吸い込まれ、スコアを2-1とし再び勝ち越します。その後も再三ピンチが訪れますが、チーム全員で集中して防ぎ、延長前半を折り返します。

延長後半に入っても我慢の時間が続きます。自陣左サイドから何度も攻撃を仕掛けられますが、17.高木が粘り強く対応し、相手にチャンスを与えません。その後もセットプレーが連続するもチーム全員で声を掛け合い、ネットを揺らさせません。そしてこのまま、試合終了のホイッスルが鳴り、2-1で勝利を収めることが出来ました。

苦しい時間帯もありましたが、チーム全員が体を張り、相手の決定機を防ぐことが出来ました。本日の結果をもちまして、決勝戦に進出することが出来ました。昨年のリベンジのため、また4年生のためにも、今シーズン最後の試合を勝利で終えたいと思います。また次の試合に向けて、良い準備をしていきます。

本日も平日のなか、あたたかい応援ありがとうございました！

【選手のコメント】
3.前谷(4年)
この試合は、(毎試合なんですけど)自分のなかでサッカー人生をすべてぶつけようと臨んだので、勝利で終われて良かったです。
僕のサッカー人生最後の試合になるので、自分のすべてをぶつけて、出し切って、笑って終わりたいと思います。勝つぞ！

17.高木(2年)
先制点を奪えたことは良かったですが、終盤自分たちのペースを握ることができず、失点してしまったことは次の決勝に向けて改善していきたいと思います。
相手は同じ関東で何回も試合をしている相手(駒澤大学)なので絶対に負けられないため、去年の悔しさをバネにしてしっかり勝って優勝したいと思います。

8.紺野(3年)
先制できて良かったが、その後失点してしまった(点が反省です)。ですが、自分のプレーで勝たせることができたので良かったと思います。
去年悔しい結果になってしまったので、今年はしっかり良い準備をして全員で勝って4年生を送り出せるように頑張りたいと思います。

12月22日に行われる決勝戦は、埼玉県在住、もしくは埼玉県内に通学・通勤している方は入場無料でご覧になれます。
※当日、チケット売り場に身分証明書や通学・通勤定期をご提示ください。