MCCスポーツpresents 2021年度 第70回 全日本大学サッカー選手権大会

2021.12.11 13:30前橋総合運動公園群馬電工陸上競技・サッカー場
法政大学
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福岡大学
法政大学Hosei Univercity
前半
後半
福岡大学
スターティングメンバー
GK 21 近藤 壱成
MF 宮本 優
MF 16 萩野 滉大
DF 22 白井 陽貴
MF 29 今野 息吹
MF 松井 蓮之
MF 安光 将作
82’
MF 26 細谷 航平
85’
MF 30 中川 敦瑛
72’
FW 中井 崇仁
45’
FW 大塚 尋斗
62’
ベンチスタート
GK 31 伊藤 琉偉
DF 13 モヨ マルコム強志
85’
DF 27 松岡 迅
MF 若林 龍
MF 15 渡邉 綾平
MF 33 伊藤 綾太
72’
FW 10 飯島 陸
45’
FW 11 田中 和樹
82’
FW 20 佐藤 大樹
62’
チーム監督
長山 一也

福岡大学を相手に迎え、今シーズン最後の闘い、インカレがついに幕を開けました。試合開始から法大が攻める時間が続きますが、相手の堅い守りに阻まれ、なかなか得点を奪うことが出来ません。すると、流れは相手に傾き、ピンチを迎える場面も。しかしGK21.近藤のビックセーブもあり、こちらも得点を許しません。再び流れを引き寄せた法大は果敢にゴールを狙います。7.安光のシュートでゴールネットを揺らすも、これはオフサイドの判定。0-0のまま試合を折り返します。後半に入り、前線に新しい選手を送り込みながら、猛攻を続けますが1点が遠く、試合はなかなか動きません。そんな中後半36分。相手にワンチャンスをものにされ、失点。その後も死に物狂いでゴールを狙い続けるも相手の守りを崩すことは出来ずに0-1で試合終了。私たちの目標であった日本一への夢は途絶えました。

今試合をもちまして、今シーズンの法政大学体育会サッカー部の全日程が終了致しました。
“五冠”という大きな目標を掲げてスタートした今シーズン。前期は自分達が思い描いていたもの、積み上げてきたものが形となり、結果として現れていました。このチームならやれるという想いを持って闘い続け、結果として総理大臣杯優勝を成し遂げました。しかし後期に入り、上手くいかないことが増え、多くの苦しみの中でもがき続けて来ました。関東リーグ、Iリーグ、インカレの全ての大会において日本一を獲得する事は出来ずに、悔しさを抱えたまま終わった今シーズン。しかし、私たちがここまで積み上げてきたものは絶対に間違っていなかった。それを証明するためにも、4年生は次のステージで、1.2.3年生は来シーズン、貪欲に結果を求めて闘い続けます。また、ここまでこのチームを引っ張ってきてくれた4年生。4年生が残してくれたものは今後の法政大学体育会サッカー部にとって大きな糧となり、このチームをさらに強く、大きなものへと成長させてくれます。この4年生がいたから、これほどまでも熱いシーズンをチーム全員で駆け抜けることが出来ました。このメンバーで、このチームで1年間闘い続けられたことを誇りに思います。
来シーズンさらに成長した法政大学体育会サッカー部をご期待ください。
1年間、法政大学体育会サッカー部へのあたたかい応援をありがとうございました。

〈選手コメント〉
16.萩野滉大 (3年)
・試合を振り返って
昨日の試合に負けたことはとても残念です。福岡大学さんは徹底した守備とカウンターを仕掛けてきました。自分達は焦らずに一点取りたかったですが、福岡大学さんの守備を崩し切ることができず、一本のチャンスを決められてしまいました。福岡大学さんの一本にかける思いを感じました。そこを守りきれなかった自分の責任でもあります。インカレはどこの大学もすごい熱量をもって戦ってきます。それを押し返す、熱量、技術、メンタリティが勝つには必要です。この敗戦には必ず意味があります。それを繰り返すことは絶対にしてはいけません。来年必ずこの悔しさを晴らして、優勝します。
応援ありがとうございました。

21.近藤壱成 (3年)
・試合を振り返って
まだ自分の中で整理が出来ていない状態です。法政大学は、このメンバーはこんなところで負けるべきチームじゃなかったという思いが一番強いです。何が足りなかったのかまだ明確に分かりません。
4年生を引退させてしまった事、このメンバーでもう活動出来ない事、今年1年間チームみんなで積み重ねてきた事が否定されたかのようで言葉では言い表せない悔しさ、不甲斐なさがあります。
けどこの試合にも確実に意味があると思うし、今シーズン、特に後期にかけて法政の課題としてあった足を振ることだったりボールを握る時間が多い中で少ないピンチを守りきることなどが出来なかったためこの敗戦に繋がったと感じました。
今年の4年生は今後の法政にとって0を1にしてくれた代だと思っています。涼君を中心に色々な新しい事に取り組み、みんなを引っ張ってくれました。来年以降さらに「より良い法政」にしていくために今後ぼく達の代を中心にどう繋いでいくがが重要だと思います。昨日の敗戦をそれぞれが受け止めて1日1日を大切に意味あるものにしていきます。
最後に4年生15人誰一人欠けてもこの最高なチームは成り立ちませんでした。4年間お疲れ様でした。そして本当にありがとうございました!
来年は今年を超えます。
五冠の夢は終わっていません。
自分が守れば負けないを体現します。

前列向かって左から宮本、今野、中井、中川(敦)
後列向かって左から近藤、松井、大塚(尋)、白井、萩野、細谷、安光


今野息吹(2年)
2年生ながら頼もしい存在でした‼︎来年、再来年、どんどん成長し、更に活躍する姿を期待しています☆


近藤壱成(3年)
熱いコメントでした。来年必ずリベンジを‼︎


萩野滉大(3年)
こちらも熱いコメントをいただいています☆是非お読みください‼︎


伊藤綾汰(3年)
Iリーグで大きく成長し、追加登録選手として出場‼︎勝利へ導く魔法をかけるような彼のプレーに来シーズンもご期待ください☆


中川敦瑛(1年)
スーパーすぎるルーキー☆今後がますます楽しみです♪


松井蓮之(4年)
昨シーズンより注目を浴び始め、一気に法政の、そして大学サッカーの顔となった蓮之。きっと図り知れないプレッシャーがいつもあったと思います。それでも、その宿命から逃げることなく、背負って闘う姿は本当に頼もしくカッコ良かったです。これからもその注目は続いていくと思いますが、蓮之なら大丈夫‼︎今後の活躍に期待しています‼︎


安光将作(4年)
チームのムードメーカーの1人だった将作。将作の周りはいつも笑顔でいっぱいでした。また、彼の言葉はいつだって嘘がなく、真っ直ぐでした。だからこそみんなが耳を傾けてきたし、彼の言葉にみんなが勇気づけられてきました。これからも将作らしく走り続けていってください☆


田中和樹(4年)
一見クールに見られがちですが、誰よりも仲間想いな和樹。"この仲間でもっとサッカーがしたい"その想いが最も強かった選手だったのではないかと思います。和樹の内に秘める熱い想いはプレー中のその背中からずっと伝わっていました。彼の持ち味である爆発的なスピードは、プロの世界でも沢山の人を魅了すること間違いなしです‼︎活躍を楽しみにしていてください☆


佐藤大樹(4年)
今シーズン副キャプテンを任された大樹。自身の役割をしっかりと理解し、果たそうとする姿勢から大樹の覚悟を感じてきました。ピッチ外では優しい雰囲気なのに、ピッチ内ではストライカーとして結果を求めて闘う。そんな彼の姿は強く逞しかったです。これからはFC町田ゼルビアのエースとして、チームを救うゴールを決めてくれるはずです☆ご注目ください‼︎


宮本優(4年)
持ち味のスタミナを活かして毎試合、ホイッスルが鳴るその時まで走り続けてくれた優。今シーズンから本職のボランチではなくSBをやることになり、きっと大変なことが多かったでしょう。それでもその状況を乗り越え、プロの世界への切符を掴み取った優。優だったからこそ成し遂げることができたのだと思います。これからも優は優のままで、Jの舞台で闘ってきてください‼︎


飯島陸(4年)
今シーズンは法政のNo.10を背負って闘ってきてくれた陸。突如現れゴールを決める姿に、数え切れないほど心を奪われてきました。いろんなハンデがありながらも得点する陸はまさにエースストライカー。ピッチ外では可愛らしさ全開で、先輩後輩関係なくみんなから愛されてきた陸。プロの世界でも多くの人に夢を与える、そんな選手になってください‼︎


中井崇仁(4年)
ピッチ内外、常に存在感を放っていた中井。自分の強みや役回りを、しっかりと理解していた中井だからこそできたことが沢山あります。その行動の数々に今年のチームは救われてきました。その高い人間性はこれからもチームを救い、そして中井自身の成長へと繋がっていくはずです。プロの世界でも頑張れ☆


大塚紀人(4年)
ピッチ内外、難しい立場を任されながらも、しっかり務め上げてきた紀人。自分の考えをしっかり持って、それを発信することができる、強い人です。時に厳しく熱量を持ってチームを引っ張る姿は欠かせない存在でした。練習や試合中に響き渡る紀人の声はとてもカッコよくて頼もしかったです‼︎


陶山勇磨(4年)
普段から、そして試合中も良い意味で何を考えているのか分からない勇磨。ピッチ外ではいつも気さくで親しみやすい存在でした。ボールを持った瞬間、何かスイッチが入ったように切り替わる姿には、いつもワクワクさせられていました。難しいこと悩むことが多かったと思いますが、勇磨の想いは同期にちゃんと伝わっています。


森山真伍(4年)
どんな状況であっても変わらずチームを引っ張ってくれた真伍。周りの状況をよく見て、いつも的確な行動をしてきてくれました。練習中、先陣を切って声を出してくれていたのはいつも真伍だった気がします。愛されキャラとしてもいつも笑顔の中心にいてくれました。ピッチ外の仕事もミスすることなくしっかりこなしてくれてありがとう。


田部井涼(4年)
誰もがキャプテンとして認めていた、本当に偉大な存在。常にチームを俯瞰し、チームのみんなの声に耳を傾け、どんな時でもチームのことを第一に考えて行動してきてくれました。きっと私たちの知らないところで多くのことを犠牲にしてきたことと思います。本当にありがとう。お疲れ様でした。涼は私たちの最高のキャプテンです。